新しく働かせていただくお店(※)から 「ご自身の包丁をお持ちだったら持参してちょ。」と伝えられていて。 ※実は、思うところがあって 以前の記事に書いた和食屋さんのお仕事を辞めて 小さなビストロで働くことに。。。! 家包丁でいちばん使いやすい牛刀↑ (調べてみたら、なかなかお安めのメーカーさんで仰天した。笑) そろそろ自分の包丁を買ってもいいかな〜と思っていた矢先のことだったので、 ちょいとリサーチ。 、、、前後するのだけど まな板については、欲しい材質と職人さんのものがわりとすぐにピンときて決まったので 包丁もそんなに悩まずに決まるだろうな〜と思っていたのが、、、、
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(O_O) 種類多すぎかっ! ☆とりあえず決めてたのは ◆刃渡り21cmの牛刀(洋包丁) これだけ(OvO) ☆☆ 最初に見つけた未来食堂さんのブログでは 藤次郎の21cm牛刀がオススメされていて、 手元で読んだ本に載っていた&実店舗に行けるという点でいいなぁと思ったのは 日本橋木屋。 同じく実店舗に行けるという点で 合羽橋つば屋も。 ネットでいろいろ見ていた中で気になったのが 堺一文字光秀、ミソノ、堺英あたり。 見る限りどれも間違いはないブランドのようだけど、 まずは実物を見てみたいと思った。 ☆☆ というわけで、日本橋木屋へ。 なんかドキドキしちゃって、店内の写真を撮れなかったのだけど 実演みたいに研ぎ師さんたちが包丁を目の前で研いでいる姿を見れて。 (上の写真の店内に、うっすら写ってるの見えるかな?) ↑こちらはネットよりお借り たくさん陳列されている包丁を見ていたら 店員のお兄さんが声をかけてくださったので、お話をうかがってきた。 個人的に聞けて嬉しかった鋼包丁の話↓ ◆鋼(はがね)の包丁について 鋼(はがね)についてはよく言われるように デメリット:錆びやすいという意味で保管・日常メンテナンスに気を使うので 仕事で使う場合は職場を選ぶ 例)取っ手が木なので漂白剤はNG(厳密に言うとステンレスもNGだそう)、 洗ってからしまう前に1時間くらい出しっぱなしにして乾かす必要性がある、 しまうときは刃をタオルにくるんで食器棚へしまう(not包丁ラック) oh....大変そう(´-`).。oO けれども、個人的にこれを覆したのは↓ メリット:食品の細胞組織を壊さないでスパッと切る力があるため、ステンレス包丁で切ったものに比べて味や香りがまろやかになる。 味や香りにこだわりたい人向け。 実際に、目の前で ①鋼包丁で切った長ネギの切り口 ②ステンレス包丁で切った長ネギの切り口 このふたつの香りを嗅がせてもらったら びっくりなことに、香りだちが違う!! ステンレス包丁カットネギは、ネギをカットしたときに嗅ぎ慣れてきた、少しツンとした香りだったのに対して 鋼包丁カットネギは まろやかでツンとしない。 なんか、これはけっこう感動しちゃって ロマンを感じたなぁ。。。 あと、ステンレス包丁は切れ味が急速にがくん、と落ちるらしくて 研ぐ頻度も比較的高めなのに対して 鋼包丁はゆるやか〜に 切れ味が落ちていく。 (がくんとは落ちない) かつ、 切れ味が長持ちする=研ぐ頻度が比較的少なくて済むため、包丁の刃が減らない=長いこと使える&自分で研がずに、研ぎ師さんにお願いすることができる "自分で研がずに、研ぎ師さんにお願いすることができる" これは、個人的には嬉しい。 →どうも研ぐのが下手みたいで、 もともと働いている方の職場の包丁をダメにしてしまったわたし、、、汗 ☆☆ ということで、 個人的に食指が動いたのは"鋼包丁"だったのだけど、上述の *包丁メンテナンスが可能な職場か という点を先に確認した方がいいねぇ、という話に。 あとは、刃渡りについても 家庭用ならばもともと考えていた21cmで十分だけど ブロック肉とか大きなものをカットしたり、まな板の大きさとの兼ね合いもあるので ここも確認した方がいいですよ〜というお話になったので 今日のところは買わずに帰宅してきた。 教えてくださったお兄さん、 ありがとうございます! ふぅ、しかしながら やっぱり実店舗に行って良かった。 作り手・売り手・使い手が想いを込める きちんとした道具って、 なんかもう存在自体が美しいや。 ↑リサーチ本。楽しい、、、
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